医師と患者さんのコミュニケーションをしっかりとる事が成功の秘訣
インプラント治療やその他の治療においてもなかなか歯科医院に行く足が重い・・
という方は少なくはありません。歯医者に行くのが怖いし、痛そう・・先生が怖そう・・
色んな理由から歯科医院から遠ざかる事になってしまう方がいらっしゃいます。
そのまま放置しておくと痛みに耐え切れず歯医者に行く・・せっかく頑張って来たのに先生に 「何でこんなにひどくなるまで放置しておいたの?」「・・・・」となりますよね?当医院では特にインプラント治療等の外科的な手術に関しましては十分にカウンセリングを行っております。
ホームページやインターネットでいくら「当センターはインプラント治療に関してカウンセリングしてます!」とうたってもいまひとつ信用できない方もいます。 その為に当医院ではご来院が不安な方はまずはメールにて院長や助手とコンタクトをとっていただきご来院していただいてます。やはり外科的な治療をするのには、医師と患者さんとのコミュニケーションをしっかりとる事が成功の秘訣だと思っています。
インプラントは高い?
料金設定には様々な要因があり、同じ「インプラント治療」といっても腕や設備、こだわりやサービスなどに大きく差があります。
治療費が「妥当である」「妥当でない」などという「相場」というものは本来ありません。それでは、歯科医はどんなふうに治療費設定をしているのでしょうか?
大方は地域の趨勢をみて妥当な設定を行うようですが、原価の5−6倍というのが、歯科医の言う「常識的な線」だと思います。3倍以下では、商売として成り立たないと一般社会でもいわれています。いくら医療といっても、医院の経営が成り立たなくては、医院自体の存在が危ぶまれます。私も、独立を前に修業先の歯科医院の院長から、そのようなアドバイスを受けた記憶があります。
以前私が扱っていたA社のインプラントは、原価33,600円(私は4割引の20,160円で仕入れていました)でしたから33,600円x(5〜6)=168,000〜201,600円ということになります。なぜ4割引か、不思議ですが。
これ以下の治療費設定を行うということは 単に利益を少なくすることに他ならないのです。
翻って、現在使用しているノーベルバイオケア製のスピーディーリプレイス、テーパードグルービーは、原価50,110円〜53,100円(外税)ですから
(50,110〜53,100円)x(5〜6倍)=250,500〜318,600円
更に消費税5%を加え、263,025〜334,530円となります。
業界の常識から言うと この程度の治療費設定は当たり前だということになるのです。
さらに、原価としてアバットメント代、技工代、金属代などがかかってしまいます。ネットを見ると「15万程度の格安インプラント」などとノタマウ歯科医がおりますが、その裏には、原価の安いインプラントという暗黙の了解事項が存在しているわけです。
実際、インプラントの変化は日進月歩で、その研修会費用は1回で3万〜50万円ぐらいします。
インプラントの道具は特殊なものが多く、非常に高価です(数万円〜○千万円)。それに、人材育成も必要です。それと、失敗への備え(予備にインプラントを埋入するとか)も必要で、フォローアップしていく費用(インプラントのトラブルは1年以内に起きやすい)も余分に必要です。1本15万円でするなら、やらない方がましです。患者さんにもいずれ迷惑がかかることになるでしょう。
本当に必要なのは「施術経験の多い歯科医師」「インプラント歯科に必要な設備や体制が整っている医院」ではないでしょうか。
あなたの健康な歯はいくらですか?
あなたの健康な歯はただで生えてきてくれたはずです。しかし、100万円もらえたとしても抜くことはできないはずです。 つまり、健康はタダなのではなくプライスレス(値が付けられないほど高い価値があるもの)なのです。
ご指摘のとおり、インプラントの治療費用は各施設でかなり大きく異なります。
実際インプラント自体で3倍以上もの原材料価格差があります。 そのうえで、術前のシュミレーションをどこまで精密に行うか、手術や診療時のスタッフがどれだけ充実しているか、どのレベルまで器材をディスポーザブル(使い捨て)で使用するか、さらには立地や設備などの良し悪しなど様々な理由で、治療費用が異なるのが基本的な経済の原理原則です。
インプラント自体はあくまで物でしかありません。 しかし、あなたの大切な体と一体化する人工臓器です。 長期にわたりあなた自身の歯と同じようにしっかり咬めて、かつ美しさを保ち続けられるような治療を行うためには、豊かな経験に裏打ちされた深い審美眼と卓越した技術が必要です。 高度なインプラントの技術を身につけるには高額な費用がかかります。技術の高い先生はそれだけ時間的経済的コストを支払って修得します。当然治療費はその分高くなります。
高い治療費の施設は優れた器材・設備・スタッフが充実しているうえに、歯科医師の技術がそれだけ素晴らしい可能性が高いです。安ければやはりそれなりなのではないでしょうか。
工業製品を買うならば、どこで買っても同じです。同じなら少しでも安い方がいいでしょう。 しかし、インプラントは単なる商品の販売ではありません。今から未来にかけてあなた自身へ直接行われる行為の技術料です。 インプラントの治療費用は言ってみればあなた自身の価値なのです。 あなた自身の価値は安いよりも高い方がよいのではありませんか。
つまり、インプラントは決して消費なのではなく、あなたへの投資なのです。
