インプラントのための歯周病治療
エムドゲイン

歯周病によって失われた歯周組織の構成と機能を、完全に復活させるための歯周組織を再生誘導するための材料です。 歯周組織は、セメント質・歯根膜・歯槽骨からできています。
その歯周組織は、歯の発生期に分泌されるエナメルマトリックスたんぱく質により形成されます。そのエナメルマトリックスたんぱく質を主成分としたブタ歯胚歯周組織使用再生材料が、エムドゲインです。
適応症例
1.垂直性の骨欠損
2.根分岐部病変
3.他の方法では、治療不可能な症例
治療費:1ブロックに付き8万円プラス材料代3万円
歯肉剥離掻爬手術・フラップオペ
ポケットが4mm以上(歯肉の中で下に4mm以上)だと、歯石は誰が除去しても取り残すと言われています。 それは、歯肉の内側までは外から見えないため、手探りで歯石を取らなければならないからです。目を閉じて取っているのと同じことです。また、4mm以上の深さのため、歯肉が邪魔になって、器具が入っていきません。
では、どうやれば歯石は取れるでしょうか?
歯肉を歯から剥がして、歯石が直接見えるようにして取ればどうでしょうか。歯肉も邪魔になりません。こうすれば、誰が取っても、取り残すことはありません。
治療費:
歯肉剥離掻爬手術 3,000円
歯肉歯槽粘膜形成 8,500円
のみ薬代 500円
合計 約12,000円
抜歯窩保護手術
歯を抜いた後の穴をそのままにしておくと、どうしても個人の治癒力や骨吸収の具合によって骨や歯肉の再生に差が出てしまいます。
つまり、陥没したままになってしまいます。
それにより、以下の問題が生じてきます。
■歯肉ラインが不揃いになる審美的な問題
■食べ物が入り込むことによる不快感
■歯肉の腫れ
■修復補綴(ブリッジ人工歯・インプラント)作成時の問題
■ケア(歯ブラシ)の難しさ
保護処置をすることにより、骨吸収を防ぎ、理想的な組織の回復が可能になります。
手術費用:8万円(税別)
材料代:3万円(税別)
誘導組織再生療法

歯周組織は、歯肉・歯根膜・歯槽骨・セメント質の4つから構成されています。 歯を抜いた場合や外科的に歯周組織にダメージを与えた場合、4つの歯周組織のうち歯肉が一番早く再生し、スペースを余分に占領してしまいます。また、他の3つの組織もそれぞれ治癒能力に差があります。そのため、治癒後の状態は元々の状態・形態と異なります。簡単に言うと、歯を抜いただけだと、治癒後、陥没した状態になります。
4つの歯周組織のそれぞれの治癒能力・スピードをコントロールして、必要な組織を創り上げる方法が、誘導組織再生療法です。それには、骨補填材を用いる方法と遮断膜を用いる方法があります。どちらも手術費用として、8万円かかります。
■骨補填材を用いる方法
骨のできる場所を確保しておく方法・3〜4年で自分の骨に置き換わる)
材料代:3万円
■遮断膜を用いる方法
骨補填材の上をさらにカバーする方法
材料代:3万円
インプラントのための補綴治療
診断用ワックスアップ

実際にワックスで作製してみると、左右のバランスが取れるところと、取れないところが明瞭になってきます。右側の咬み合わせの面はまっすぐなのに、左側の咬み合わせの面は凹になっています。
左右対称にするには、左下の歯を削って短くしなくてはなりません。
つまり、上だけでは治療にならないことがわかります。
そして、修正されたワックスアップを基に、仮歯(プロビジョナル)を作製していきます。
診断用ワックスアップ 1歯に付き¥6,000(税別)
仮歯(プロビジョナル) 1歯に付き¥6,000(税別)
プロビジョナル(仮歯)について
Q.なぜ仮歯が必要なの?
*最終補綴物(かぶせもの、さし歯)が入る前に、お口の中を最適の状態に整える為に必要です。
当医院では、一度入れた歯は永く永く使って頂きたいと願っています。 そしてその為には、お口の中の環境を良い状態に整えてから 補綴物を入れる、という手順が必要不可欠です。
仮歯を入れることにより、噛合わせ、違和感、隣の歯との調和等、様々な事がシュミレーションできるのです。
もし、長年にわたって、ずれた噛み合わせをしている部分があるとしたら、仮歯を入れ正しい噛み合わせをつくり、調整し、患者さんにも慣れていただいてから、最終補綴物を入れる、これが当医院の治療のやり方なのです。
歯の為だけではありません。
一見まどろっこしく思えるこのやり方は、歯ぐきの為にも、かなりの威力を発揮します。歯ぐきのラインに沿った精密な仮歯を入れれば、それまでハブラシやフロスが通らなかった部分も清掃できます。清掃性が高くなれば、必ず歯ぐきの状態は良くなります。合わない仮歯が歯ぐきを腫らせてしまうこともあるのです。
キュッと締まった歯ぐきになってから最終補綴物を入れる…それがとても大切なのです。
Q.仮歯を永く使うことはできないの?
*ごめんなさい、それはできません。
当医院の仮歯は、専属の技工士が、まるで本物をつくるような手間と時間をかけて作製しています。ですが、素材はあくまでアクリリックレジン(プラスチック)なのです。
何十キロという噛む力にはたえられませんし、精密度は本物に比べ格段に劣ります。治療期間が長くなる患者さんには、度々噛み合わせの調整をし、厳しいチェックを入れながら使用していただいています。
また、仮歯は取り外すことを想定したセメントで接着しています。時々取れたりしてご迷惑をお掛けしますがどうかご了承下さい。
いつでもお付けしますので、どうぞおいで下さい。
当医院では、仮歯をとても大切な物として位置づけています。
*わからない事などございましたら、遠慮なくお尋ねください。
ルーペ&マイクロスコープで 最先端の歯科医療

歯科診療はミクロの世界を扱う繊細な作業の連続です。
この細かい作業は今まで肉眼で、時には手探りで行われていたため、その精度には限界がありました。
当院では、脳外科手術などで使用されている拡大鏡(ルーペ)や実体顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて、ミクロの世界を拡大下で処置することにより、精度の高い歯科医療を皆様に提供します。
そのため、肉眼では捉えにくい部位を正確に確認、把握できることが侵襲を低く押さえ、精度の高い治療が再治療の発生率を低くします。
顕微鏡治療のメリット(手探りの治療から観る治療へ)
明るい照明下で拡大して治療が行えることが第一に挙げられます。
額帯式ルーペという手もありますが、術者の頭の移動と同時に観察野が移動してしまう点や倍率が固定で充分な作動空間が得られないという点がデメリットです。根管治療では、肉眼では捉えきれなかった第3、第4の根管やlsthmusの発見が治療成績の向上をもたらし、術後感染が著しく低下し患者からの高い信頼を得ることが出来ます。
また、穿孔部の閉塞は顕微鏡によりかなり深部まで確認することが出来るので非外科的な治療が可能となります。根管内器具破折では充分な明るい視野を確保することにより歯質の除去を最小限にとどめて正確に処置することが出来るようになります。
手術においては、拡大することにより切開面積を最小限にとどめて感染や術後の痛みといったリスクを最小限に押さえます。
補綴では、マイクロメーターのオーダーで精巧に造られたクラウンやブリッチのフィッティングに威力を発揮します。その他、歯周病治療ではポケット測定や歯石の発見、確認を最大視野で行えることが治療成績の向上をもたらします。
ルーペと違い、顕微鏡には付属品が付くというメリットもあります。 写真機やビデオを取り付けることにより患者への説明がビジュアル化でき、インフォームドコンセントに役立ちます。
インプラントのための矯正治療
エクストルージョン

歯を残せるには、骨縁上に3mm以上の、歯肉縁より上に歯が残っていることが必要です。
それより残っている歯が少ないと歯肉が付着する場所がなくなるからです。
エクストルージョンとは矯正によって歯を引き上げることです
抜歯すると、歯の大きさだけ骨が下がります。そのことで、歯肉ラインは下がってしまいます。それを事前に防ぐために、インプラント予定の歯を抜歯する前に引っ張りあげる事で、骨もできます。
上の前歯では、エクストルージョンを行うことが多くなります。
歯肉ラインの不調和
歯肉のラインが揃っていないと不自然に見えます。
歯を引っ張り上げれば歯肉も上がります。そのために裏側から矯正をします。見えない様に表にシェルを張り付けます。針金と歯をゴムでつないで引っ張り上げています。 簡単な矯正の1方法です。

治療代は、本数により25,000円or45,000円or70,000円です。
治療期間は約1ヶ月です
スペース調整
審美的要求とかみ合わせの確立のために、歯牙の位置、歯冠幅などを矯正治療により閉塞、移動させることによって、歯科治療に幅をもたせ、審美的にも機能的にも、自然で確実な治療効果が得られます。 スペースを広げることも、狭めることもあります。トゥースポジション、つまり歯の位置が、インプラント、および歯科治療の治療結果を左右します。
インプラント治療をハイクオリティーに仕上げる。
そのためには、歯冠幅の調和が必須になります。
